本記事では、シグマ(Sigma)の150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryレンズと、エクステンダー(テレコンバーター)1.4倍を、キヤノン EOS R7の組み合わせで使用したテスト撮影のレビューをお届けします。超望遠レンズとテレコンを組み合わせることで、どのくらいの画角や描写が得られるのか、作例を交えながら軽く解説していきます。詳細レビューは別途投稿予定です。
今回使用した機材の紹介 📷
使用した撮影機材
- レンズ: シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
- テレコンバーター: シグマ テレコンバーター TC-1401
- カメラ: キヤノン EOS R7
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シグマの150-600mmレンズは、飛行機、鉄道、野鳥撮影など、幅広いシーンで活躍する人気の超望遠ズームレンズです。EFマウントのレンズですが、今回はR7に装着するためにEF-EOS Rマウントアダプターを使用しています。さらに、今回はこのレンズに1.4倍のテレコンバーターを装着し、超望遠撮影の可能性を探ってみました。(画像はテレコン未装着)

カメラ本体は、キヤノンのAPS-Cミラーレス機であるEOS R7です。高速連写や進化したAF性能、そしてAPS-Cセンサーによる1.6倍のクロップ効果が、超望遠撮影をさらに有利にしてくれます。
撮影機材の重量
- 【Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】
質量:約1,930g(フードなし)
レンズフード装着時:約2,010g前後 - 【SIGMA TELE CONVERTER TC-1401(1.4x)】
質量:約190g - R7+レンズ+テレコンの合計
約2.7kg程度
重たいです、いうまでもないですが、、スポーツやってて、筋力が無いというわけではないのですが、それでもこのレンズを振り回してトビを撮るのは短時間が限界です笑
テレコン装着時の焦点距離とF値
今回の組み合わせで、実際にどのくらいの焦点距離になるのか確認してみましょう。
- レンズ: 150-600mm
- テレコン: 1.4倍
- カメラ: EOS R7(APS-C機)
焦点距離は単純に掛け算で計算できます。
600mm × 1.4(テレコン)× 1.6(クロップ) = 約1344mm
なんと約1344mmという驚異的な焦点距離になります。これは、遠くの被写体をグッと引き寄せて撮影するのに非常に強力な組み合わせです。ただし、テレコンバーターを装着すると、F値(開放絞り)も1.4倍暗くなります。
F6.3 × 1.4(テレコン) = F8.82 -> 約F9
開放F値がF9になるため、明るい場所での撮影が中心となります。晴天時であれば問題ありませんが、曇りや夕方など、光量が少ない場面ではシャッタースピードが稼ぎにくくなるので注意が必要です。
テスト撮影の作例 📸
実際に撮影した作例をご紹介します。
遠くの時計台を撮影
千代川の駐車場から遠くに見える駅の時計台を撮影してみました。


肉眼ではかなり小さく見えますが、1344mm相当の焦点距離で撮影すると、文字盤や針までしっかり写すことができました。ピント面は非常にシャープで、テレコンバーターを装着しても解像感の低下はあまり感じられませんでした。
肉眼で見た場合の距離感をiPhone15Proで撮影したのが以下です。

駐車場から遠方のショベルカーを撮影
鳥取空港を見れる丘から、反対側にあるショベルカーを撮影してみました。


これもかなりの距離がありましたが、車を画面いっぱいに捉えることができました。超望遠ならではの圧縮効果も相まって、迫力のある写真になります。
肉眼で見た場合の距離感をiPhone15Proで撮影したのが以下です。

湖山池公園からトビを撮影
湖山池公園に行き、飛んでいたトビを撮影してみました。動きものですがAFはボチボチ動いてくれてました。天気も快晴なので明るさは気になりませんが、暑すぎて少し撮影した鳥取空港の飛行機はぼやけてました(暑くて早く撤退したかったから手持ちでサクッと撮ったためピントのせいかも)。



まとめと考察
シグマ 150-600mm + テレコン1.4倍 + EOS R7の組み合わせは、超望遠撮影を強力にサポートする素晴らしいシステムだと感じました。
- 1344mm相当の超望遠で、遠くの被写体も大きく写せる
- テレコン装着時でもシャープな描写を維持(できることがほとんど)
- R7の進化したAFと手ブレ補正で手持ち撮影も可能(重いから三脚使うけど)
一方で、開放F値が暗くなるため、晴天時など明るい場所での撮影が推奨されます。鳥や飛行機、月などを撮影したい方には、非常に強力な選択肢となるでしょう。
超望遠撮影を気軽に始めたい方、手持ちの機材でさらに遠くの世界を覗いてみたい方は、ぜひこの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。
野鳥撮影を今後はやりたいと思ってるので、順次作例を投稿していきます。
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