地方に移住するとなると、よく話題に上がるのが「教育格差」。

移住

地方に移住するとなると、よく話題に上がるのが「教育格差」です。
特に子どもがいる家庭では、都会と地方で教育環境に差があるのでは?と不安に感じることも多いかと思います。そこで今回は鳥取県で未就学児2人を育てる立場で感じていること、そして今後の見通しについて書いてみます。

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現時点では「格差」を感じていない

我が家には現在、2歳1か月と3歳5か月の子どもがいます。
保育園に通いはじめたばかりということもあり、今のところ都会と比べて教育の差を強く感じたことはありません

むしろ、先生との距離が近く、自然に囲まれた生活の中で「遊びと学びが一体化している」感覚があります。これはのびのびとした育ち方ができる点は、地方の大きなメリットかもしれません。

もちろん、小学校入試を考える方は別です。四ツ谷に住んだり、九段下を生活圏としたこともあるので、「ごきげんよう」が挨拶となる方がいるのも知っています。が、そのような方でなければ、上記の通りです。

鳥取市では、幼稚園・保育園と小学校(以下、幼保小と省略する)との連携が身近にあり、実際に幼稚園・保育園の年長児が、園のある校区の小学校へ交流会に行くことがあります。

また、幼稚園・保育園から小学校への就学移行支援は、学校生活において配慮を必要とする児童に関する情報共有を行うことで、各々の子どもに適した学びの支援に大きく関わるため重要だと考えます。

年長児と小学生が本を囲んで笑顔で交流しているイメージイラスト。温かい雰囲気の中で学びとふれあいを楽しむ様子。
絵本を囲みながら年長児と小学生が交流している様子を描いたイメージイラスト。互いに笑顔で学び合う姿が印象的です。

出典:幼稚園・保育園と小学校との連携について-鳥取市 鳥取市公式ウェブサイト

https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1675298345189/files/siryou.pdf

上記のように鳥取市では園児(年長児)に対して、就学前健診・説明会における小学校教員との短時間の面談や紙ベースの情報伝達だけでなく、幼保小の交流会が貴重な就学支援移行の情報共有の場になっているのではないかと思います。

全国との比較:小学校以降で差が出る可能性はある?

一方で、小学校・中学校以降になると、選択肢の少なさや進学環境の差は意識するかもしれません。

  • 進学塾・受験対応塾の数は限られる
  • 中高一貫校や私立校の選択肢が少ない
    →鳥取県内に私立高校が8校(左記に中高一貫校3校を含む)
  • ICT教育や英語教育の進度に地域差あり

ただし、これは鳥取に限った話ではなく、全国的に地方全般が抱える課題だとも言えます。

リカバリー手段も増えている

現代は通信教育・オンライン塾・動画教材など、地方にいても補える手段が多様化しています。
「場所に縛られず学べる時代」になってきたからこそ、親の工夫や選択次第で格差は十分カバー可能です。

都会 vs 地方の「別の価値」

学力だけを基準にすると確かに都会が有利かもしれませんが、地方には地方の学びの価値があります。

  • 自然体験や地域とのつながりが濃い
  • 少人数教育で先生と向き合う時間が多い
  • 移住者も増えており、多様な価値観が育ちつつある

「テストで点を取る力」だけでなく、豊かな経験や人間力を育てる教育という意味では、地方の環境も十分魅力的だと感じています。

まとめ

今のところ、我が家では教育格差を「不安」として実感することはありません
もちろん将来的に壁にぶつかることはあるかもしれませんが、それも前提にしたうえで、この環境で何ができるかを考えていきたいと思います。

教育は「都会=正解」ではなく、その子と家庭に合った選択ができるかが重要。
地方でもしっかり子育て・教育をしていけることを、実体験として発信していきたいです。

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