今回はCanon EOS R7に「RF70-200mm F4 L IS USM」と「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM(マウントアダプター経由)」を付けて、JPEG撮って出しの写真を比較してみました。
結論
200mmを利用した明るい場所での撮影では画質の差はほとんど感じられず、暗所になるとF5.6まで暗くなるEF-S側は同じISOでもノイズが増える、という結果でした。
RF70-200mm F4 Lは新品で約23万円。一方、EF-S55-250mmとRFマウントアダプターのセットは中古も含めて約3万円前後で揃えられます。
約20万円の価格差をどう見るか──「Lレンズへのロマンはあるけど、EF-Sでも正直十分では?」と感じた比較になりました。
比較条件と撮影データ
- ボディ:Canon EOS R7
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- レンズ:
- 左:EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM + マウントアダプターEF-EOS R
- 右:RF70-200mm F4 L IS USM
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- 撮影モード:絞り優先AE
- 記録形式:JPEG撮って出し(カメラ内設定のみ、現像・レタッチなし)
- 焦点距離:200mmで統一

明るい環境での比較:パッと見はほぼ互角
まずは屋外の日中、十分な光があるシーンでの比較です。
拡大して文字の解像感や缶の質感を見比べてみると、どちらも非常にシャープで、ぱっと見ではどちらがLレンズか言い当てるのは難しいレベルでした。
色乗りやコントラストは、RF70-200mm F4 Lのほうがわずかにしっかりしている印象ですが、EF-S55-250mmも遜色なく、「ブログ用やSNS用なら全く問題なし」と言える写りです。
EOS R7は高画素なAPS-Cボディなので、古めのEF-Sレンズだと解像不足になるかな?という不安もありましたが、少なくとも明るいシーンではしっかりとR7の解像力についてきていると感じました。


暗所・夕方になるとF4のRF70-200mmが圧倒的に有利
違いが出てくるのは光量が少ない場面です。EF-S55-250mmは望遠側で開放F5.6、RF70-200mmは開放F4。約1段分の明るさの差があります。
例えば同じシャッタースピードと明るさを維持しようとすると、EF-S側はISOを1段分上げる必要があります。真夜中などくらい環境でISO上限固定しても、
- EF-S55-250mm:文字の境界などザラつきが出やすい
- RF70-200mm F4 L:Iノイズが少なく階調も滑らか
という差が見えてきました。
下図は以下設定です。



描写の違いをもう少し細かく見る
- 解像感:中心部はどちらも非常にシャープ。周辺まで見るとRF70-200mm F4 Lが一歩リードしているものの、実用上は大きな差ではありません。
- コントラスト・色乗り:RFはLレンズらしくコントラストが高く、色も濃いめ。EF-Sは少しあっさりめで、後処理で好みに寄せる前提ならむしろ扱いやすいとも言えます。
- ボケ:RF70-200mm F4 Lのほうがボケの輪郭が柔らかく、うるささが出にくい印象。とはいえEF-S55-250mmも価格を考えると十分綺麗です。
- AF・手ぶれ補正:どちらもEOS R7との組み合わせで不満はなく、動きものを追う用途でも十分使えます。
価格差20万円の意味:コスパ重視ならEF-S+アダプターで十分
今回の比較で一番インパクトがあるのは、やはり価格差です。
- EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM:中古で約2万円前後
- マウントアダプター EF-EOS R:中古で約1万円前後
→ 合計:約3万円 - RF70-200mm F4 L IS USM:新品で約23万円前後
およそ20万円の差があります。
明るいシーン中心に撮る人や、子どもの運動会・屋外イベントがメインであれば、EF-S55-250mm+アダプターでも十分満足できるクオリティだと感じました。
そのぶん浮いた20万円で単焦点やストロボなど他の機材を揃えるという選択肢も現実的です。
それでもRF70-200mm F4 Lを選ぶ理由
とはいえ、RF70-200mm F4 Lには「写り」以外の魅力もあります。
- Lレンズらしい質感・操作感(ズームリングやフォーカスリングの滑らかさ)
- 防塵防滴や堅牢性への安心感
- ズーム全域でF4固定の使いやすさ
- 将来的にフルサイズ機へステップアップしてもそのまま使える
「機材を握ったときの高揚感」「長くメインレンズとして付き合っていきたい」という気持ちが強いなら、Lレンズへの投資は決して無駄ではないと思います。(そう思いたい)
まとめ:Lレンズへのロマンはあるけど、EF-Sでもいいのでは?
今回、EOS R7でRF70-200mm F4 LとEF-S55-250mm F4-5.6をJPEG撮って出しで比較して、
- 明るい場所では画質の差はごくわずかで、EF-Sでも十分きれい
- 暗所ではF4のRF70-200mmが有利で、EF-S側はノイズが増えやすい
- 価格差は約20万円。コスパ重視ならEF-S+アダプターで全然戦える
という結論になりました。
Lレンズへのロマンは確かにありますが、「とりあえずR7で望遠域をカバーしたい」「予算を抑えつつ子どもの写真を残したい」という用途なら、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMは今でも十分現役の一本だと感じます。
これからR7用の望遠レンズを検討している方の参考になればうれしいです。ちなみに、Sigma150-600の記事も書いてます。



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