Amazon Vineは、選ばれたレビューアーが商品を無償で提供され、その対価としてレビューを書くプログラムです。私はこのVine制度に参加しており、現在はVineゴールド会員として活動しています。
※Amazon Vineにより知りえた情報を公開することは規約により禁止されています。本記事では、XやWebブラウザから情報収集可能な情報のみを記載します。
Amazon Vineプログラムの仕組み
Amazon Vineは、販売者が提供する商品をレビューアーに無償で送付し、実際の体験に基づいたレビューを投稿してもらうという制度です。参加者には特別な条件があり、レビューの質・量・正確性などが評価されて初めてAmazonから招待されます。(条件については非公開)
Amazon Vineで入手した商品
シルバーで半年、ゴールドで1年活動しました。合計で1300点程度の商品を受領しました。
詳細は別記事にまとめますので、気になる方はご参照ください。

現在のモチベーションと懸念
最近では正直なところ、私自身のVine活動へのモチベーションが下がってきています。その大きな理由の一つが、Vine制度の本来の趣旨から逸れた投稿の増加です。
たとえば「乞食」と呼ばれるような、レビューを書くというより単なる受け取り目的のアカウントが散見されます。そして、やる気のない1行レビューや、説明文をコピーしただけのような内容も増えてきました。
そもそもにはなりますが、Amazon Vineの出品ルールの変更により、商品数が5000件ほどあったにもかかわらず、直近は500件くらいに減りました。一方でレビュワーは増加傾向がみられ、良い商品は争奪戦になっています。(掲載後10秒も経たずになくなる、など)
最も深刻な問題:Vine参加者による転売
Amazon Vineの規約では、提供された商品の転売は禁止されています。しかし、現実にはそのルールを守らず、商品をフリマアプリなどで販売しているユーザーが存在しています。
これは制度の根幹を揺るがす行為であり、正直レビューを書いている私たちにとって非常に不誠実かつ不公平です。
Amazonへの提言:厳格なレビュー基準を
Amazonがこの制度を持続可能にするためには、以下のような改善が必要だと感じています。
- レビュー文字数の下限設定(例:100文字以上)
 - 転売行為の定期的な監視とBAN対応
 - 投稿履歴の品質スコアによる段階的な制限
 - Botによる自動注文
 
特に、一行しか書かないアカウントであっても、Vineに参加できてしまっている現状は制度の形骸化といえるでしょう。何らかの方法でBANする方法を実装するのが良いと考えます。
Vineの本来あるべき姿とは
Vineの意義は、購入前のユーザーにリアルな使用感を伝えることにあります。レビューが信頼できるものであること、読み応えのあるレビューが集まることこそがVineの価値です。にもかかわらず、消費者から邪魔なので非表示にしたいなどの要望も見受けられ、Amazonの選定基準が悪いといっても差し支えないと思います。
そのためにも、Amazon側には一層のモデレーション強化をお願いしたいと思います。
まとめ:Vine制度はまだ改善できる
Amazon Vineは非常に魅力的な制度であり、良識あるレビューアーによって支えられています。しかし、現状では一部ユーザーによる不正や手抜き投稿が制度全体を悪化させています。
私自身、Vineを長く続けてきた立場として、制度が今後も信頼を持って続いていくための対策を、Amazonにはぜひ講じてもらいたいと思っています。
おまけ:ゴールド会員とシルバー会員の商品の差
金額上限金額が無くなりますが、表示される商品に大きな違いはありません。3商品から8商品に増えますが、前述の通り良い商品は数秒で無くなるため、注文可能点数が増えてもうれしいことはほぼありません。
  
  
  
  

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