鳥取に移住してまず驚いたのは、買い物の“距離感”と“閉店時間”でした。
東京ではスーパーやコンビニが徒歩10分圏内にあることが当たり前でしたが、鳥取では買い物スタイルを少し変える必要があります。
この記事では、鳥取と東京のスーパー・コンビニ事情を実体験ベースで比較していきます。
スーパー:広くて安い
鳥取のスーパーは、広くて駐車場完備(無料のところが多い)。車で行くことが前提の作りになっています。
- 生鮮食品や地元野菜が豊富で安い。
- 営業時間は概ね9:00〜22:00(東京は22時〜24時まで営業が多い)。意外と遅くまで営業している店があり助かる。
- 地方スーパー(サンマート、マルイ、エスマート、ラ・ムーなど)にローカル色がある。
- 鳥取市内には、24時間営業のスーパーもある(トライアル)。
鳥取市内のスーパーの位置に関して、過去に投稿した以下の記事にマップを作成し載せています。
鳥取のスーパーでは、地産地消の食材やご当地惣菜が豊富に揃っています。二十世紀梨やらっきょう、白ネギ、肉厚しいたけ(鳥取茸王)など、地元産の旬の野菜や果物が並びます。ご当地の惣菜・加工品には、とうふちくわ(魚のすり身と豆腐を組み合わせた郷土練り物)、鳥取県の定番乳製品「白バラ牛乳」を使ったヨーグルト、ロールケーキ、シュークリームなどもあります。鳥取市のご当地スーパーについての記事は、今後投稿します。
コンビニ:選択肢はあるが“密度”が違う
ローソン・セブン・ファミマはありますが、東京のように「徒歩3分圏内に3軒ある」といった状況は稀です。
- 市街地以外では、車で5分〜10分圏内に1軒ある程度。
- おにぎりや弁当の品揃えは、それなりにある。
- 営業時間は24時間が主流。
- 東京に比べて、コンビニの駐車場が広い。
鳥取市内にあるコンビニ(チェーン店)の種類と店舗数、位置を示したマップを作成しました。参照してみてください。
コンビニ大手3社の中で、鳥取市内に1番多いのはローソン(ローソン・ポプラ含む)で38店舗でした。2番目に多いのは、ファミリーマート32店舗、ついでセブンイレブン21店舗でした。マップをみると、市街地にはコンビニが多く重なっています。実際に市街地では、1つ通りの先にコンビニがある場所もあります。3分歩いた先に別のコンビニがあるという感じです。意外と鳥取もconvenience(便利)な場所だと感じました。
ところで聞きなれないダンクショップという店は、鳥取県(東部・中部)を中心として、病院、官公庁、大学や企業の各所で14店舗あります。そのうち鳥取市内にも7店舗あります。この店は一般乾物食品を中心に、切手、印紙、証紙から紙おむつ、バスのチケットまで幅広く取りそろえており、それぞれの施設の利用者の生活に密着したつくりとなっています。以下にダンクショップの公式ホームページのリンクを貼り付けています。
日用品やちょっとした買い物は、スーパーやドラッグストアを使うほうが現実的です。
ドラッグストアが生活の味方に
意外だったのが、ドラッグストアの便利さです。食品・洗剤・おむつなど生活必需品が揃っており、価格もスーパーより安いこともあります。
- ウェルネス、ザグザグ、ディスカウントドラッグコスモスなどが主力
- 営業時間は9:00〜22:00が多い
鳥取市内のドラッグストアの位置に関して、上記記事のマイマップに載せています。
買い物のスタイルが変わった
東京では「通勤ついでにちょこちょこ買う」スタイルでしたが、鳥取では以下のように変化しました:
- 買い物リストを事前に作成
- 週1〜2回のまとめ買い(車移動のため、荷物量を気にせずに済む)
- 休日に家族で車で買い物が“イベント化”(買い物ついでに外食することも)
- 移動手段は車のため店との距離にかかわらず、買い物に出ようと思えばすぐ行ける(買い忘れに気づいた際は、再度買い足しにすぐ行ける)
慣れてくると効率的になり、衝動買いやムダな出費も減りました。
まとめ:便利さより“地に足のついた”買い物スタイルに
確かに不便な部分もありますが、鳥取の買い物環境は「慣れれば快適」なレベルです。
特に地元スーパーやドラッグストアは品揃えも良く、価格も良心的。車がある前提での“ゆったりとした買い物”に価値を感じています。
次回は、「車がないと生きていけない?」鳥取で車生活に慣れるまでのリアルな話について書いていきます。
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