「東京から地方に移住したいけど、不便では?」「やっぱり田舎暮らしって大変そう…」そう思っている方にこそ読んでほしい、東京から鳥取市へのリアルな移住体験記です。
結論から言います。私たち家族にとって、鳥取への移住は失敗どころか大成功でした。
東京に求めるもの、鳥取に求めたもの
そもそも、あなたは東京に何を求めていますか?そして、地方に何を期待していますか?
東京生活で感じたこと
私が東京で感じていたのは、「人が多すぎる」「コストが高い」「自然が少ない」というストレスです。仕事も子育てもすべて都市のスピード感に合わせることが求められ、ふと「この生活を10年、20年続けられるのか?」と立ち止まったのが移住のきっかけでした。
東京は本当に便利です。コンビにやスーパー、娯楽施設、飲食店など、何から何までそろっており、営業時間も長く、仕事終わりにだって遊ぶ余裕があります。丸の内や銀座、六本木などお金を出せばおいしいごはんと楽しい時間を過ごせます。
とは言うものの、お金がかかりすぎる。
私は経営者ではなく一般的な会社員ですが、幸せなことに好きなことをして遊べるくらいには、十分なお給料をいただいています。
とは言っても、家賃も上を見ればキリがありません。良い立地では20万出しても1LDK40平米もあればいいところです。4人家族で住むならば、家賃に30万とかかかってきます。
四ツ谷から駅徒歩7分に住んでいたころは、非常に暮らしやすく、素敵なごはん屋さんも沢山ありました。故にお金を使い始めると、みるみるお金が減っていきます。
インフレが進む社会で、東京から暮らすにはコストがかかりすぎる。私が生活に求めているものは何かを考えさせられました。
地方(鳥取など)を見て感じること
一方で私が求めたのはランニングコストと人の少なさ、そして自然との距離の近さです。これらが見事に合致したのが鳥取市でした。
移住前は当然ながら他の市区町村も検討しています。私は仕事がコンサルタントであるため、あらゆる物事の整理や分析が、一般人よりは得意です。比較検討したうえで鳥取を選んでいます。
実家の距離など子育ての都合が背景にあることは事実ですが、もし子供がいなかったとしても地方移住するなら鳥取を選んでいたでしょう。
理由は私が生活に求めているものは、特に何もないことを理解し、暮らしていくうえで負担が少ない選択肢を選ぶならば鳥取が最適だったからです。
でも地方って不便なんでしょ?って声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
地方って本当に不便か?
結論から言えば不便ではありません、むしろ快適です。理由は簡単で高級な物/体験にこだわりが無いからです。
衣食住の衣
- ユニクロ/GUある
- H&Mある
- 無印良品ある
- 西松屋ある
- 家電量販店、スーツ用品店、眼鏡屋も各種ある
衣食住の食
- イオン(買い物や外食はここで完結)がある
- チェーンのラーメン店、丸亀製麺、KFC、マクドナルドもある
- 海鮮はおいしい
衣食住の住
- エステート/大東建託などある
- 戸建の選択肢も増える
- なにより安い
- 東京に飛行機でドアtoドア2時間
衣食住のまとめ
日常生活に必要なチェーン店は東京とほぼ変わらず揃っています。Amazonや楽天などネット通販ももちろん使えますし、おおむね翌日配送されます。稀に配送が1日遅れることもありますが、急ぎでなければ問題ありません。
飲食店もチェーン店はそろっており、おいしく食べることができます。鳥取でフレンチのフルコースなんて出会うことないでしょうが、私は困らないです。
過去の投稿記事に、鳥取市内のスーパーやドラッグストアなどについて投稿しています。気になる方はご参照ください。
賃貸は安く、駐車場代もかからない場合が多いです。かかっても1台3千円です。四ツ谷では1台4万円でした。これほど安くて素晴らしい土地はありません。
仮に出社せよと言われても2時間で羽田空港に、3時間もあれば東京の会社につくことができるのです。素晴らしい。
病院も教育機関も充実
「田舎は病院が少なそう」とよく言われますが、鳥取市は県庁所在地でもあり、総合病院・個人医院・歯科医院など非常に充実しています。小児科も多く、子育て世代にはありがたい環境です。
保育園や小学校も待機児童はほぼゼロ。希望すれば高確率で入園・入学できます。保育料も比較的安く、医療費助成も高校生までカバーされており、子育て環境としては都内よりも恵まれていると実感しています。
個人病院はネット予約できないなど待ち時間の不便さはありますが、ネット予約できない代わりの対応が、各病院でなされています。(手書きの予約表などが受付に置かれている)
車社会だけど、渋滞ほぼゼロの快適さ
地方移住に車は必須です。が、渋滞がなく、駐車場も広くて無料という恩恵が大きいです。
東京では「駐車場代が月3万円以上」「渋滞で30分遅延」「コインパーキングが見つからない」など、日常的な車利用はストレスフルでした。
一方、鳥取では玄関を出て1分以内に車に乗れ、目的地まではスイスイ、到着すれば即駐車。車=自由という感覚が取り戻せました。
特に渋滞などの待ち時間はまずありません。通勤時間帯は車が増えますが、全然進まない。なんてことはないです。ただし雪の降る日は、スリップ事故防止のため車の流れがゆっくりとなり渋滞しやすくなるので要注意です。
個人的にそのような日は、通常より15分早めに移動開始することを心がけています。

自然と共にある生活
私の住むエリアからは、車で20分以内に海・山・公園があります。夏は海岸で砂遊び、秋は紅葉、冬は雪遊び。休日の過ごし方のバリエーションが圧倒的に増えました。
子どもたちも、「砂場」ではなく本物の砂浜で、「屋内プール」ではなく本物の川で遊ぶ経験ができ、毎日が学びと発見に満ちています。

東京にいたころは敷地内駐車場だったものの、一方通行や道の狭さから、あまり出かける気はせず、徒歩で近場の公園に行くくらいでした。子供を連れていると、どうしても地方の広さはメリットが大きいです。
人間関係は?地方特有の「閉鎖性」は感じる?
これは気になる人も多いポイントだと思いますが、全く感じていません。むしろ、近所の人は優しく、適度な距離感を保ちながら助け合う文化が根付いています。
「よそ者には冷たい」といった印象も昔の話か、地域によるものと思われます。少なくとも鳥取市では、そのようなことは一度も感じていません。
ただし、注意点としてはやってほしいこと、覚えておいてほしいことがあります。
必ず率先して挨拶してください。
元から住んでいた方は、外部から人が来ると一発で分かります。これは鳥取だけの話ではありません。すぐによそ者と認知されます。ここで挨拶をしないと馴染むのには時間がかかるでしょう。逆に挨拶さえしておけば、地元民から何かもらったり、世間話で何か教えてもらえたりするでしょう。
繰り返しになりますが、これは鳥取だけの話ではありません。地方全般が同じです。
こな基本的な挨拶ができないのであれば、そもそも地方に移住する選択肢はなくした方が良いでしょう。
あるいは、一切人がいないような山奥に移住することをお勧めします。
と言うのも、私の実家は極めて田舎ですが、岡山や広島、東京の小平市から移住してきた人がいますが、その方たちは積極的に挨拶し、回覧板など田舎の仕組みに溶け込み普通に生活しています。
鳥取に移住して気づいたこと・変わったこと
- 朝の空気が美味しいと毎朝感じる
- 家計が楽になった(光熱費・家賃・外食費)
- 子どもとの時間が増えた
- 自然のリズムに体が整っていく感覚
逆に言えば、東京にいた時は「常に何かに追われていた」んだと気づかされました。利便性は確かに高かったですが、それ以上に「時間」と「心の余裕」がなかったように思います。
強いて言うならば、東京の知人に会う頻度が少し減ったというのはマイナスです。それでも鳥取に遊びに来てもらったり、東京に遊びに行くことで再会を楽しむこともできるのです。
移住に向いている人・向いていない人
地方移住は誰にでも合うとは限りません。以下に私なりの見解をまとめます。
向いている人
- 生活コストを下げたい人
- 自然の中で子育てしたい人
- 人混みが苦手な人
- 在宅ワークが可能な人(リモートではない鳥取の仕事は別記事にしています)
向いていない人
- 常に新しい何か(ファッション、イベント、文化、物)に触れあいたい人
- コミュニケーション能力が著しく低い人
- 車に乗りたくない、乗れない人
まとめ|鳥取移住は「暮らしの質」を上げる選択肢
鳥取に移住してまだ数年ですが、後悔は全くありません。もちろん都会の良さもありますが、それは一時的に「遊びに行く場所」として楽しめばいい。暮らす場所は、自分たちが本当に求める“心地よさ”で選ぶべきだと思います。
もしあなたが「このまま東京で暮らし続けることに疑問」を感じているなら、鳥取はきっと良い選択肢の一つになるはずです。
地方移住は決して「失敗」ではなく、新しいライフスタイルへの「アップデート」。そう胸を張って言えます。
そして何もしない後悔よりやった後悔のほうがポジティブです。私は鳥取移住に後悔していませんが、一度やってみるのも挑戦としてよいと考えます。
おまけ:10年後に住んでいるか
10年後には住んでいないでしょう。が結論になります。
私はもともと引っ越しが好きであり、いろんな場所に住んでみたいと考える性格です。その一連の中で鳥取に移住することを決めました。では永住するかと言われるとNoです。
仮に鳥取がこのような移住者に対して、永住を促すような取り組みをされるようなら心が揺らぐでしょう。が現在ではそのような取り組みをしている市区町村ではありません。。
子供が小学校に上がるタイミングで長野か北海道に移住してみたいと考えています。がそのタイミングが来た暁には、さらに移住先の魅力を発信できればと考えています。
そのためにも、マイホームは購入せず、賃貸で生きていくことがフットワークを軽くするための一手と考えます。(鳥取移住後半年で1回引っ越ししました笑)


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