10ギガ光回線(MegaEgg光10ギガ)を導入したことをきっかけに、宅内ネットワークを10Gbpsに完全対応させる構成を検討しました。結果として選んだのが、TP-Link製のWi-Fi 7対応機器と10GbE対応NICの組み合わせです。この記事では、実際の構成例・通信速度・使用感・注意点を含めてレビューします。
導入機器の構成概要
- ルーター:TP-Link BE900(Wi-Fi 7対応・10GbEポート搭載)
- メッシュサテライト:TP-Link BE450(Wi-Fi 7対応・EasyMesh構成)
- スイッチングハブ:TP-Link DS105X(10Gbps × 5ポート)
- NIC(LANカード):TP-Link TX401などのMarvell製10GbEカード
構成図としては以下のようになります。
ONU → BE900 → DS105Xハブ → BE450(メッシュ) → 自作PC(TX401搭載)など

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ルーター:TP-Link BE900(Wi-Fi 7対応)をONUと接続
- スイッチングハブ:TP-Link DS105X(10Gbps × 5ポート)で2階mで引き揚げBE450へ
- メッシュ中継機:TP-Link BE450(EasyMesh構成)が2階のWi-FiとPCの有線接続をカバー
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通信速度の実測結果
10GbEのLAN環境を活かすため、iperf3でのLAN内速度を測定したところ、最大6Gbps前後を確認。ドライバの設定を変更すると理論値に非常に近くなり、9Gbpsを超える安定した速度が得られています。
一方で、インターネット回線のスピードテストでは、時間帯やサーバーにより変動はあるものの、6Gbps超という結果も記録しました。


Wi-Fi 7(802.11be)の使用感
Wi-FiルーターであるBE900は、2.4GHz / 5GHz / 6GHz / MLO(Multi-Link Operation)に対応しており、将来性も抜群です。特にWi-Fi 7対応デバイスとの通信では、レイテンシも低く、NASアクセスや動画ストリーミングも快適でした。
サテライトとして使用しているBE450もWi-Fi 7対応ですが、EasyMeshでの構成時には制限があります。具体的には、6GHz帯やMLOが使用不可で、SSIDも2.4GHzと5GHzのみに限定される点には注意が必要です。
BE900の特徴とメリット
- 10GbE対応WAN/LANポートで高速回線に対応、LAN側に10GbEは貴重
- LAG構成も可能
- Wi-Fi 7 (802.11be)対応で、将来性あり
- UIが直感的で、TP-Link Tetherアプリも便利
- 冷却性能も優秀で安定稼働、定期リブートも実施




TX401(10GbE NIC)の性能と相性
10Gbps対応NIC「TP-Link TX401」は、価格も抑えられており、Marvell製チップとの互換性も良好。Windows 11環境ではドライバの自動認識もスムーズで、スピード・安定性ともに問題ありませんでした。注意点としては、メーカーホームページにも記載されていますが、通信が安定しない場合、FWバージョンアップや機能の無効化を推奨しています。

注意点
- EasyMesh構成ではBE450が6GHz帯・MLO非対応になる
- TX401はヒートシンク搭載だが、長時間使用で発熱があるため通気に注意
- 10GbE環境ではCat6A以上のLANケーブルを推奨
まとめ:10Gbps回線×TP-Link構成は非常に快適
MegaEgg光10ギガを導入してから、宅内ネットワークのボトルネックを解消するためにTP-Link製品で固めた今回の構成。結果的に、有線・無線ともに大きなストレスなく、高速・安定したネット環境が実現できました。
Wi-Fi 7や10GbE環境を検討している方にとって、TP-Link BE900・BE450・TX401の組み合わせは非常に有力な選択肢になると感じています。
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